お歳暮のお返しのマナー
お歳暮を貰うとは思っていなかった相手からお歳暮をいただいてしまったとき、
どうするべきか?と考えてしまう場合もありますね。
つい、お返しをしないと…と考えてしまう家庭も多いのではないかと思います。
ぶっちゃけ…細かい人はよく見ている、マナー。
大人のマナーをしっかり身に着けてカッコいい大人たち振る舞いができるといいですね。

お歳暮をいただいたら…
「お礼状」を出しましょう!
目上の人には手紙でお礼の気持ちを伝えましょう。
ハガキは特に県内であれば、朝出して、夕方に届きます。
県外なら1日くらいで届きます。
手紙は場所によりますが2~3日くらいで届きます。
親しい人や目下の人には電話やメールでもいいので、
きちんとお礼の気持ちを伝えましょう。

今後の付き合いをスムーズにするために…
先ほども伝えましたように、
お礼状を出しておいてマイナスになることはありません。
特に目上の人へは…
むしろ、お礼状を出す、出さないで相手の心証は違うものです。
頭語・時候の挨拶
品物が届いた報告と感謝の言葉
その品物についての感想
結びの言葉・結語
このポイントさえ押さえれば大丈夫です。
奥様が代理で書いても問題はありません。
ご本人が書かれるのが一番ですが、
奥様が代筆して最後に「○○○○(ご主人の名前)内」と書いてくださいね。
例として…
敬具
平成○○年××月△日
山田 一郎 内
「内」は、名前の後に小さめの文字で書き足します。
ハガキでもいいのですが、封書の方が丁寧な印象がありますので、
特に目上の人へは封書で送ることをおススメします。
お返しは必須?
お歳暮は貰っても必ずお返しをしないといけないという決まりはありません。
注意しなければならないのは、
お歳暮は基本的にお世話になっている人へのお礼であり、お祝いではありません。
目下の人から目上の人へ送るのが一般的なので、
あえてお返しはしないのが普通です。
ただし、同僚や友人の場合のお返しは…
貰ったものと同額程度に!(代表的な食料品もしくは洗剤やタオルなど日用品など。)
あまりに高価なものはダメ!(今後お歳暮を送らないでという意味になる)
「お歳暮」としてではなく「年賀」で贈る。
どちらの場合でも必ずお礼状を書いて出しましょう!
逆発想!?お歳暮はいただきたくないと考えている方
頂いたものより明らかに高価なものを贈れば、
「次からはお歳暮を贈らなくて結構です。」という意味になります。
・正攻法として、受け取りたくない時のスマートな断り方。
お礼状に「…このようなものをいただいてしまい、心苦しく思っております。
今後はこのようなお心遣いは無用にしてください」というような趣旨で
気持ちを伝えればギクシャクにはならないかと。
お礼状と一緒に同額くらいのお返しか、
それ以上の品をお返しすれば失礼にはあたらないでしょう。
お返しの時期はいつまで?
お歳暮の時期は関東と関西で時期こそ違いはすれど、
少しずつ早まっている傾向にあります。
大体12月中旬から下旬あたりにお歳暮をいただくことが多いのですが、
忙しい時期でもありますね。
いただいてすぐお返しをする方がいいのですが、
年内に届かない場合や忙しくてお返しを贈れない場合は、
年が明けてから届くように贈るか、松の内が過ぎてから(1月7日以降)
贈るのが良いでしょう。
お歳暮として贈ってはいけないものリスト
お返しの品でも多種多様あるのですが、
これだけは贈ってはいけないものがあります。
「踏みつける」もののイメージがあるもの・・・靴や靴下、スリッパなど
「縁を切る」ものとしてイメージされるもの・・・ハサミや刃物など
「勤勉さを強いる」ものとしてイメージされるもの・・・筆記用具など
の3つがありますので、これは絶対避けましょう!
これ以外は特に問題はありません(o^―^o)
お歳暮を贈った側としては、届いたかどうか不安がありますので、
お礼状は欲しいという意見も多いものです。
お礼の電話をご主人が入れて、
お礼状を奥様が代筆して送るというのも全く問題ありません。
むしろ相手は喜ぶでしょう。
忙しいから、面倒だからと後回しにすると
後々の人間関係にも影響しますので、
最低限のマナーとしてお礼状は送るようにしましょう。
たったこれだけでも良い関係を築けること間違いなしですよ。
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